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アメリカの携帯電話事情について

　携帯電話は、友人と連絡を取りあうだけでなく、緊急時の連絡用としても便利です。アメリカの携帯電話は料金や契約形態などが日本と異なるため、購入時にはいろいろ悩む事が多いかもしれません。
　
　ここでは、アメリカで携帯電話を購入する際の注意点、またお得なプランをどう選ぶのがいいかを考えて見ました。


日本とアメリカの携帯の違いについて

　アメリカの携帯電話プランの主な特徴をまとめました。
  1. 月額払い携帯とプリペイド携帯の2種類が選べる。
  2. 月額契約の場合1年または2年契約が必要。中途解約すると違約金が必要。
    ⇒月額契約プランの解説
    ⇒プリペイド携帯の解説
  3. 月額契約の携帯電話は、基本的にSIMロックがかかっているため、他会社のSIMは使えない。
    ⇒Simフリー携帯の解説
  4. プリペイド携帯は、利用した分だけ支払うプランと月額パッケージプランの2種類がある。
  5. メッセージを送るときは、EmailではなくSMS。SMS送受信1通ごとに料金がかかる。
  6. 会社によって、SMS送受信無制限プランを提供しているところもある。
  7. 通話料金は受信時も課金される。
  8. 大手通信事業者は4社。他の携帯電話会社は4社のネットワークを利用。


アメリカの通信事業者とMVNO（Mobile Virtual Network Operators）

　アメリカには、大きく分けて２種類の携帯電話会社があります。

  1. 自社でネットワークを持って携帯電話を提供している事業者
    　例：Verizon Wireless、AT&T、T-Mobile
  2. Verizon Wirelessなどの事業者から回線を借りて、携帯電話を販売している事業者
    （MVNO：仮想移動体通信事業者と呼ばれています。）
    　例：Tracfone、Cricket、Straight Talk

　アメリカでも、電波の繋がりやすさなどが会社によって違います。携帯電話の繋がりやすさは、ネットワークを持っている事業者のサービスエリアや使用周波数などによって変わります。

　ネットワークを自社で保有しているのは、下記の４会社です。

　田舎のエリアでは、友人が利用している携帯電話状況などを聞いてから、その地域で繋がりやすい携帯電話会社を選んで購入したほうが、電波が悪いといったトラブルを回避できるかもしれません。

 

各社のサービスエリアを調べる

　下記ウェブサイトで、各社のサービスエリアを検索する事ができます。


日本語サポート充実のDocomo USA Wireless、KDDI mobile、Hanacell

　日本の大手通信事業者のDocomoとKDDIは、アメリカ在住の日本人向けに、MVNOとして携帯電話を提供しています。また、Hanacellという会社も、在米日本人向けに格安携帯電話を提供しています。どちらの会社も日本語のサービスが充実しています。

　電波の繋がりやすさは、ネットワークを持っている会社によります。友人は、Sprint系ネットワークを利用しているKDDI mobileを利用していますが、地方のカレッジタウンのため、寮の室内などで電波が非常に悪いようです。

　各社のウェブサイトと利用しているネットワークは下記の通りです。


月額契約とプリペイド契約

　アメリカでは、Wal-Martなどでいろいろなプリペイド携帯が販売されており、購入に身分証明なども必要ないため、 最も気軽に利用できる携帯電話として多くの人が利用しています。

　プリペイド携帯は、事前にデポジットを購入することで、購入した料金分の通話やメッセージ送受信を行うことが可能です。デポジットは、小売店でデポジットカードを購入、または、各社のウェブサイトでクレジットカード決済を行う事で追加する事ができます。

　AT&Tなどの大手通信事業者と月額契約を結んだ場合は、二年契約などを行う事で、高機能なスマートフォンなどを、格安で購入する事ができます。

　ただし、二年契約の場合は端末価格が安くなりますが、スマートフォンの場合はデータ通信契約が必要になり、月額料金が高額になったり、早期解約を行うと違約金が課せられるなど、注意が必要です。

　Verizon Wirelessの月額契約プランについては別ページにまとめています。


（2011年12月31日）