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大学教授の評価を知る

2011/06/25 Posted by Hideyuki

　授業を受けるなら、できるかぎり評判の良い先生を取りたいものです。授業の進め方が上手い先生だと、授業をより効率よく理解でき、またオフィスアワーなどでも、親切にサポートしてくれるかもしれません。

　反対に、評判の悪い先生に当たってしまうと、授業の教え方が上手くなかったり、サポートが悪かったりなど、いろいろな事が影響して、思わぬところでつまずいてしまう可能性もあります。

　教授の評価を知るためには、その先生の授業を取ったことのある学生から、口コミで聞く事が身近な情報になりますが、Rate My Professorsなどのウェブサイトを使って、各大学の学生などによる大学教授を評価を調べる事もできます。

　ウェブサイトの情報は、学生自体の好みやクラスレベルによって評価が異なるので、全てを鵜呑みにする事はできませんが、明らかに評価が低いの教授は出来る限り避けた方が無難です。

　ここでは、Rate My Professorsを使い方を解説します。

ハーバード大学教授の評価を検索する

　例として、ＮＨＫでもおなじみになった「ハーバード白熱教室」の講師、マイケル・サンデル教授の評価を調べてみます。サンデル教授のような著名な方の場合は外部の方からも評価されていますが、基本的には、各大学の学生によって評価されたデータが中心になります。

　検索方法は下記の3種類があります。

Find a Professor（教授の名前から検索）
Find a School（大学名から検索）
Find a Textbook（教科書から検索）

今回は、大学名から検索してみます。Harvard Universityと入力して、Search Schoolsボタンを押します。

　検索結果に２校出てきました。ハーバード大学は、マサチューセッツ州（MA）にある大学です。検索結果のトップの、Harvard Universityをクリックします。

　Find Professor Listから、ハーバード大学で教鞭を取る396人の大学教授をアルファベット順に検索する事ができます。

　検索はFamily(Last) Nameを選びます。名前が、Michael Sandelなので、"S"をクリックします。

　サンデル教授の評価が出てきました。詳細を見るために、Sandel, Michaelの名前をクリックします。

　マイケル・サンデル教授を14人の方が評価をしています。評価人数が少ないと偏った評価になりやすいので注意が必要です。

　各項目は5.0点が最高点になります。

OVERALL QUALITY ：総合評価。4.8/5.0とかなり高く評価されています。
HELPFULNESS ：教授とのコミュニケーション、オフィスアワー、授業外でのサポートなどの評価。4.6/5.0と高いです。
CLARITY ：教授が使っている授業素材、指導方法やスタイルについての評価。4.9/5.0とほぼ最高得点です。
EASINESS ：いい成績をとるためにどれぐらい大変か評価されます。3.4/5.0という事なので、授業難易度としては難しすぎず、簡単でもないというところでしょうか。
HOTTNESS ：イメージどおり、ホットな評価をされている教授につけられる記号です。

評価データを見る際の注意点

　評価人数が少ない教授のデータは、統計的に偏って評価されている可能性があります。見た目のデータが良くても、実際に受けてみるとそこまで良くなかったという事や、その逆の場合もあるかもしれません。

　また、教授は複数のクラスを掛け持ちしている場合もあります。例えば、数学系のクラスであれば、代数学、統計学、微分積分など様々なコースがあります。

　クラスによって、難易度や教授の指導方法が変わるため、代数学の評価は高いが、統計学のコースは低いといった場合もあるため、受講するコースがどのように評価されているかというのも参考にしてみてください。

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