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アセトアミノフェン系風邪薬

Tylenor（タイレノール）:
　Johnson & Johnsonが販売する、アセトアミノフェン系風邪薬です。 アメリカでは、アセトアミノフェン系風邪薬が欲しければ、タイレノールと言えば通じるぐらい代表的な風邪薬です。


パッケージには「12才以上の大人は4時間毎に2カプセルを服用」と書いてあります。ただし、１カプセルに含まれるアセトアミノフェン含有量が日本の１回分よりも多いため、2カプセル服用すると、日本基準の倍以上のアセトアミノフェンを服用する事になります。

　アメリカのFDA(Food and Drug Administration)上の基準では安全性は問題ありませんが、日本と基準が違うため効き目が強く出る可能性もあります。下記にアメリカのTylenorの1カプセルあたりの成分量と日本の風邪薬の1回あたりの成分量を比較してみました。

成分量（１カプセルあたり）：
└TYLENOL® Cold Head Congestion Severe 
　アセトアミノフェン 325 mg（解熱鎮痛薬）
　デキストロメトルファン HBr 10 mg（鎮咳薬）
　グアイフェネシン 200 mg(去痰成分）
　フェニレフリン HCl 5 mg

日本の代表的な商品
└新ルルA錠、ジキニン顆粒エース、ストナ三層　など

成分量（１回３錠あたり）：
└新ルルA錠
　アセトアミノフェン300mg（解熱鎮痛薬）
　ジヒドロコデインリン酸塩8mg（鎮咳薬）
　ノスカピン12mg（鎮咳薬）
　グアヤコールスルホン酸カリウム80mg(去痰成分）
　クレマスチンフマル酸塩1.34mg
　リゾチーム塩酸塩　60mg
　dl-メチルエフェドリン塩酸塩60mg
　無水カフェイン75mg頭痛
　ベンフォチアミンビタミンB1誘導体24mg

解熱鎮痛薬は、風邪の諸症状を和らげますが、風邪が治るわけではありません。水分をきちんと取って、暖かくして、睡眠をしっかり取りましょう。

(2012/04/12)